筋萎縮性側索硬化症
(ALS)

Amyotrophic Lateral Sclerosis

筋萎縮性側索硬化症(ALS)
ってどんな病気?

Disease information

ALSには根本的な治療法はありませんが、薬物療法やリハビリテーションを通じて、症状の緩和と生活の質の維持を目指します。現在使用されているリルゾールやエダラボンは、人工呼吸器導入までの期間をわずかに延ばす効果が期待されています。また、近いうちにビタミンB12の大量投与がALSの進行を遅らせる治療として導入される予定です。
これらの治療とともに、リハビリや生活支援を行いながら医療チームが包括的にサポートします。

初期症状

Early symptoms

神経難病とは、はっきりした原因や治療法がまだ分かっていない病気を言います。 この神経難病とされる主な病気には、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症、多発性硬化症、重症筋無力症、進行性核上性麻痺などがあります。

  • 手足の筋力低下
    手足の筋力低下

    初期には、物を持ち上げる力が弱くなったり、歩行がぎこちなくなるなど、手足の筋肉が徐々に弱くなる症状が見られます。片側の手や足から始まることが多いです。

  • 飲み込みにくさ(嚥下障害)
    飲み込みにくさ(嚥下障害)

    のどの筋肉が弱くなることで、食べ物や飲み物を飲み込みづらくなり、むせやすくなることがあります。この症状は病気が進行するにつれて顕著になることが多いです。

  • 話しにくさ(構音障害)
    話しにくさ(構音障害)

    声が出しにくくなったり、言葉が不明瞭になることがあります。これは舌やのどの筋肉が弱くなるために起こります。

治療方法

Treatment methods

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、運動神経が徐々に障害され、全身の筋肉が衰えていく進行性の病気です。初期は手足の筋力低下や筋肉のこわばりから始まり、徐々に話す、飲み込む、呼吸する筋肉にも影響が及びます。原因は明確にはわかっておらず、根本的な治療法はありませんが、リハビリや症状を緩和することよって生活の質を維持することが大切です。医療チームによる総合的な支援が求められます。

お役立ちコンテンツ

HELP CONTENTS