パーキンソン病って
どんな病気?
Disease information

パーキンソン病は、脳の神経細胞が減少し、動きを調整するドーパミンという物質が不足することで起こる病気です。主な症状として、手足の震え(振戦)、筋肉のこわばり、動作が遅くなるなどがあり、進行するにつれて生活の動作が難しくなります。病気はゆっくり進行し、薬物治療やリハビリによって症状の改善や進行を抑えることが可能です。
初期症状
Early symptoms-
手足の震え(振戦)
安静にしているときに手や足が小刻みに震えることがあり、特に片側の手から始まることが多いです。
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筋肉のこわばり(筋強剛)
筋肉が硬くなり、関節を動かす際に抵抗を感じるようになります。日常の動作がぎこちなくなることもあります。
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動作が遅くなる(寡動)
歩行や着替えなどの動作が遅くなり、日常生活に支障をきたすことがあります。動き出しに時間がかかるのも特徴です。
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姿勢が不安定になる
バランスを崩しやすくなり、転びやすくなることがあります。これにより転倒のリスクが増し、注意が必要です。
治療方法
Treatment methodsパーキンソン病の治療は、主に薬物療法とリハビリテーションで進行を抑え、症状を改善することを目指します。薬物療法では、不足したドーパミンを補う薬や神経の働きを整える薬を用います。
また、リハビリテーションにより、筋力やバランス感覚を維持することで、日常生活の動作をサポートします。症状が重い場合は、脳に電極を埋め込む「脳深部刺激療法」などの外科的治療が行われることもあります(当院では対応しておりません)。